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対イスラエル強硬姿勢を強めるPAのエレカト主席交渉官

パレスチナ自治政府のアッバス議長によると、2015年7月23日にエレカト(Saeb Erekat)がイスラエルのシルバン・シャロム交渉担当相とヨルダンで会った。エレカトはこの20年間PA(パレスチナ自治政府)の主席交渉官として(現在はこの肩書がとれているが)イスラエルと交渉してきた人物である。アッバス議長は、この会談でエレカトが「イスラエルが入植地内建築を中止しパレスチナ人囚人30名を釈放するならば、PAは交渉再開に応じ、これまで合意した責務を実行してもよいと主張した」と述べている。パレスチナ人の多くは、イスラエルとの話合いがうまくいっていないのはエレカトのせいと考えているのであるが、アッバス議長はそのエレカトをPLOの執行委員会事務局長に最近任命したのである。これまでその任にあったラッボ(Yassir `Abd Rabbo)をわざわざ解任したうえの処置で、自治区の要人やメディア関係者は、アッバスがエレカトに信任状を与えた、PA議長としての自分の後継者とみている、と考えている。


近年エレカトは、イスラエルに対し際立って融通のない強硬姿勢をとるようになった。PAがイスラエルを国際刑事裁判所へ提訴する準備をした時、これを主導したのが彼である。要人やメディア関係者のなかには、エレカトをめぐる動きは交渉成果が乏しいのを隠蔽するため、民族精神に燃えた戦闘的姿勢を示し、その強硬姿勢で議長候補として人民の支持を得る構図、と見る人々もいる。

イスラエルに対するエレカトの強硬姿勢は、例えば次の点で示されている。まずパレスチナ・イスラエル紛争を国際化し、国際会議方式を導入しようとする。更にイスラエルに対する経済ボイコットを支持し、テロ活動とは関係のない運動としてハマスを描きだす。

エレカトは、二国併存式による解決を拒否しているとか、アッバス議長辞任を画策しているとして、イスラエルを非難する。イスラエルは、IS(イスラム国)のようなテロリスト国家であるというのも、彼の非難定番のひとつである。2014年7-8月の戦争(境界防衛作戦)時、イスラエルがガザでとった行動は、ガザ住民の抹殺に等しいとも主張する。

次に紹介するのは、一連の問題に関するエレカトの主張である。

サエブ・エレカト(image: Aawsat.net)

諸外国をまきこむ紛争の国際化

PAには、イスラエルを国際刑事裁判所(ICC)に告訴する準備のため、資料や証言を集めている委員会がある。エレカトはその委員長であり、PAの目指す紛争の国際化の一環として、この告訴の件に力を入れている。エレカトは、ヨルダンで開催されたパレスチナ民族評議会で演説し、占領下にあるパレスチナ国家という地位を認知させ、できるだけ多くの国際協定の調印国になるのが、パレスチナの目下の戦略であると述べ、「我々は、占領を終結させるための国際会議を開きたい」と言った。エレカトは、2015年4月に国連代表ニコライ・ムラデノフと会った時、「イスラエル占領軍がパレスチナ国から兵をひき、1967年6月4日時点の境界へ撤退するタイムテーブルを設定する」ために、安保理常任理事国と関係機関を含む国際平和会議の開催、を求めた※2。

2015年1月、国際代表者達と会った時エレカットは「入植地における建築は二国併存の選択肢を破壊し、ひいては平和達成の機会を排除する。イスラエルの新しい建築計画に対応するため、そのイスラエルを国際刑事裁判所に告訴する」とし、国際社会に支援を求めた※3。

エレカトは、2015年3月30日の記者発表で、次のように主張した。

「アメリカを含む分子が、国際刑事裁判所への告訴を思いとどまらせようとしている。それで私は彼等に言っている。我々は犠牲者なのであり、処罰を恐れるなら加害者は犯罪行為をやめなければならない。誰であってもそうである。絶対に犯罪者を野放しにしてはならない。犯罪行為をやめさせなければならないのである…イスラエルは、土地の収用、投獄、家屋取壊し、追放、暗殺といった犯罪行為をやっている。イスラエルは代理で集めているPAの関税を手にしたままである。これはまさに略奪である。世界はこの金が送金されるようにしなければならない。このやり方は戦争犯罪に等しい…我々はパレスチナ問題を国際化すべく行動する」※4。

2014年2月、PAが占領終結に関する決議案を国連に提出しようとした時、エレカトは「アメリカがアラブの要求に拒否権を行使するならば、パレスチナ人民は522の国際協定加入の活動を続け、イスラエルとの治安協力を一切中止する」と警告した。ここでいうアラブの要求とは「国連安保理が、イスラエルによる1967年時点の領土占領に終止符を打つ日程、を設定する」ことである※5。エレカトの発言に、米国務省スポークスパーソンのマリー・ハルフが激しく反撥した。2015年2月19日、ハルフ女史は、「勿論我々は、パレスチナのエレカト主席交渉官がだした最近の声明に懸念している。これまで我々は、この一連の議論には、前向きの空気をつくりだすことが大切である、と言い続けてきた」と言った※6。

2014年6月、エレカトが、国際刑事裁判所への告訴にもたもたして時間をかけ埒があかない、とアッバスを批判した。ところがその批判が外部に洩れたのである。本件に関してエレカトはPLO執行委員会で投票を要求した。執行委員13名がエレカトを支持し、アッバス支持は僅かに4名にすぎなかったが、アッバスは本件の決定に断固として抵抗した。エレカトはアッバスに「(イスラエルの首相)ネタニヤフがあんたの権威を全部はぎとってしまった。今やあんたは、ベトエル(に陣取るイスラエル民生局)の―中佐から許可を貰わなければならない。ヨルダン行きもそうだ。それどころではない。あんたの車列に車を何台にするのか(この中佐)が決めているではないか」と無遠慮に言った。後日エレカトは「イスラエルが意図的にアッバスを侮辱している」とコメントした※7。

2014年2月、エレカトは警告を発し、「アメリカのケリー国務長官が交渉を守れなかったら、PAはハーグ(の国際刑事裁判所)にイスラエルを訴える攻撃作戦を展開する」と言った※8。

エレカトは2015年5月にも「EUがあらゆるカテゴリーのイスラエル製品をボイコットする重要性」について語っている※9。

ハマスはテロリスト運動ではない―エレカトの主張

エレカトは、ハマスに対して融和的態度を時々表明する。その点を考慮してアッバス議長は、2014年7-8月のガザ戦争(境界防衛作戦)時、カイロへハマス・PLO合同交渉団を派遣することになって、カタールにいるハマスのマシァル政治局長(Khaled Mash`al)との事前打合わせにエレカトを任命した。エレカトはラマッラ会議で、「私は、アブ・マゼン(アッバス)議長とPLO執行委員会に代って、ハマスがテロリスト運動ではないことを、ここに宣言する。ハマスは、これまでそしてこれからもテロとは無縁のパレスチナ運動である」と言ったこともある※10。更に、「ハマス運動及びパレスチナ(抵抗)諸派は、カルテットの諸原則の受諾を求められていない…イスラエルの存在或いは(既存の)合意の承認を義務づけられていない」と言った※11。

エレカトは、2014年4月の方針書で、PLO執行委員会の選出を目的として、ハマス及びイスラムジハードの参加する、パレスチナ民族評議会の緊急会議を提案した※12。

イスラエルはガザ住民を抹殺しつつある:イスラエルとISは大同小異―エレカトの主張

エレカトは、2014年7月-8月のガザ戦争でガザ住民を抹殺しようとしたとして、イスラエルを非難した。イスラエルのテロリズムなるものも非難する。2014年9月には、次のように主張した。

「(アッバス)議長は、2014年のガザ戦争を抹殺行為と表現している。それでアメリカとイスラエルが怒った。1万2000の(ガザ)住民が死傷したのだ。91の家族が全滅し、家屋5万軒が破壊された。人口の3分の1が家を失い避難生活を送っているのだ。これを抹殺と言わずして、何と呼べばいいのだ」※13。

2015年1月開催のエリコ会議では、エレカトは次のように言っている。

「バグダディ(Abu Bakr Al-Baghdadei、IS即ちイスラム国のこと)の実行するテロリズムとイスラエルのテロリズムとの間には、全く違いがない。テロリズムの撲滅には、(イスラエルの)入植地の枯死を要する」※14。同じ2015年1月、親ヒズボラのメディアとして知られるAl-Mayadeen TVのインタビューで、エレカトは「ISとネタニヤフの間に違いは全然ない。前者はジャーナリスト達を殺し、後者はアブ・フディル(Muhammad Abu Khdeir)を殺させ※15、(PA閣僚)アブ・エイン(Ziad AbuEin)を死に至らしめた※16」と述べた※17。

2014年9月、イスラエルをテロ国家と呼ぶエレカトは、次のような発言をしている。

「テロリズムの源泉を枯らす必要がある。今年の夏は、恐ろしい光景が見られた。ISのグループが、イスラム教を使ってテロをやり、人々の首をはねまくった。我々はこの行為を非難する。我々の立場からすれば、このテロリズムと殉教者アブ・フディルが生贅になって殺された事件との間には、全く違いがない。テロリズムの極致が国家テロである。

テロリズムの栄養源を断つ必要がある。西側の政策決定者が、テロリズムは源泉を断つことなく克服できると信じているのなら、彼等は問題を見直す必要がある。そして、イスラエルの占領という沼地の水抜きをして乾かし、聖エルサレムを首都とする独立パレスチナ国家を、建設しなければならない」※18。

イスラエルはアブ・マゼンを排除しようとしている―エレカトの主張

イスラエル前外相アビグドル・リーバーマンが、アッバスは平和のパートナーではないと述べたことに対し、エレカトは「イスラエルはアッバス議長を排除しようとしている。アラファトに起きたことと同じだ。アラファトは原則をまげなかったので、やられたのである」と言った。イスラエルとハマスが間接交渉を行なっているという報道に対し、エレカトは「イスラエルは、以前アラファトを駆除したように、ハマスとの交渉を打ちだして、アブ・マゼンを駆除しようとしているのだ」とも言っている※20。

パレスチナ国家にはイスラエルの入植者はひとりも残さ ない

イスラエルのネタニヤフ首相が、イスラエルは恒久協定のもとでひとつの入植地も或いはひとりの入植者も撤収させることはないと言ったことに対して、エレカトは2014年1月に「自分は入植者をそのままにしておきたいと言う者は、実際にはパレスチナ国家の建設を望まないと言っているのだ。我々はパレスチナ国家にイスラエルの入植者を只のひとりも残さない」と主張した※21。

[1] Al-Hayat Al-Jadida (PA), May 12, 2015.

[2] Paltoday.ps, April 30, 2015.

[3] Al-Sharq Al-Awsat (London), January 31, 2015.

[4] Al-sharq.com, March 30, 2015.

[5] Paltoday.ps, October 22, 2014.

[6] State.gov/r/pa/prs/dpb/2014/02/221816.htm#ISRAEL, January 19, 2015.

[7] Youtube.com/watch?v=tbQ9QDi1AIg.

[8] Al-Quds Al-Arabi (London), February 17, 2014.

[9] Alwatanvoice.com, May 9, 2015.

[10] Amad.ps, April 5, 2015.

[11] Alresalah.ps, June 25, 2015.

[12] Paltoday.ps, April 3, 2014

[13] Al-Hayat Al-Jadida (PA), September 30, 2014.

[14] Wafa.ps, January 1, 2015.

[15] アブ・フディル(Muhammad Abu Khdeir)は2014年7月にイスラエル人過激派に焼き殺された。

[16] アブ・エインPA閣僚( Ziad Abu ‘Ein)は2014年12月イスラエルの占領反対行進中イスラエル兵と口論になり、その後死亡した。.

[17] Al-Hayat Al-Jadida (PA), January 3, 2015; Almayadeen.net. January 2, 2015.

[18] Al-Hayat Al-Jadida (PA), September 30, 2014.

[19] Maannews.net, June 7, 2013.

[20] Alresalah.ps, June 25, 2015.

[21] Samannews.com, January 27, 2014

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